2008年06月13日

トルヒーヨ, ペルー by Hiroki

クエンカよりエクアドル側の国境の街ウァキージャスまでバスで5時間半。ウァキージャスで出国の手続きを行い、徒歩で国境を越え、タクシーに乗り(これがぼったくりタクシーだった。詳しくは後ほど)ペルー側の出入国管理事務所にて入国手続きを行い、また同じタクシーに乗りペルー側の国境最寄りの町トゥンベスに向かい そこからまたバスに乗り10時間半でトルヒーヨ Trujilloに到着。クエンカのホテルを出発したのが6月10日の午前9時半。トルヒーヨのホテルに到着したのが11日の午前8時半。エクアドルとペルーの間には時差がありませんので、23時間の移動ということになります。流石にへとへとになりまして11日はゆっくりと過ごしました(まぁ、今回の移動に限らず移動後はゆっくりホテルで休むことにしています)。


trhl8.jpg

で、今回の移動で妻のレベルがひとつ上がった!チャッチャララ、チャチャチャチャーン!(ドラゴンクエスト風に)
国境を越えた直後、ペルー側の出入国管理事務所及びバスターミナルが国境からそれぞれ約3キロ、約20キロと離れているため、乗り合いバンかタクシーで行くことになるわけですが、国境付近でしつこいタクシーの客引き攻撃にあいました。まるでインドみたいな・・・(ご存知の方はご存知だと思いますが、わたくしダンナは学生時代足しげくインドに通っていました。インドの客引きはまことにしつこいです。ちなみにこのペルーとエクアドルの国境地帯は本当にインドのどこかの街と雰囲気が一緒。リキシャが走っていることも人がいっぱいで騒音がすごいこともくさいことも)。で、疲れていたこともあり客引きについていくことにしました。「入国管理事務所までいくら?」「3ドルでいいよ」「うーん。じゃOK。」という感じで。
で、入国管理事務所に到着し荷物を降ろそうとすると、バスターミナルまで行くから荷物はここにおいてといていいよ、と(バックパッカーをやったことのある方ならお気づきだろうと思いますが、このタクシー野郎運転手と助手2人組。めちゃめちゃ怪しい。私たちもうさんくせぇなぁと思いつつも・・・・・本当に疲れていたんです。まぁ旅行中ぼったくられたりひったくられたりするときは、へろへろになった時ですね)。そして入国手続きをおえタクシーに揺られること15分ほど。タクシー野郎が言い出しやがった。「バスターミナルまでは25ドルね」。ばかこけ!それじゃ日本と値段がかわんねぇべさ!!!
しかーし。なんとここは砂漠の真ん中。ここで降ろされちゃ、こっちも困る。「オフィシャルなタクシー許可書見せろ。(ダンナの発言)」これしか言えない。
・・・・・・そこから5分ほどかなぁ。ムカつきながら乗っていると。調子に乗ったタクシー野郎は言い出しやがった。「ガソリン入れるから9ドルくれ。」・・・・・・
ふざけんな!でも、これもバックパッカーをやったことのある方ならお気づきだろうがチャンスなのである。なぜならガソリンスタンドなら最悪でもヒッチハイクでバスターミナルまでの車はひろえるのだ。ここは一発怒鳴りつけてドアでも蹴り上げてへこましたたろうか!!!うっしっし。
で、車がガソリンスタンドに入っていく。よし、今怒鳴りつけようか。
とそのとき、私のとなりから・・・・「降りよう!」と。
その声は、ヨメさん!なんと!
そのあとのヨメさんの活躍はすごかった!
日本語でタクシー野郎二人を怒鳴りつける 怒鳴りつける。「何であんたたちにお金を払わなくちゃいけないのよ!〇ゝ#☆ЯЬЖ△ё!!!!」
はは・・・・・・でもまずい。多少なりともこいつらに金をもたせないと無銭乗車になってしまう、というわけで3エクアドル ドルコインだけあわてて渡しました(もうエクアドル ドルコインを持ってても使えないしね)。
でタクシー野郎は後ろめたさもあってかあわてて退散。女性がぶちきれるっていうのは相手から手出しされなくていいですね。もしわたくしダンナがぶちきれてたら、まぁ間違いなく怒鳴りあいになってたことでしょう。
それにしても、ヨメさんもいよいよ旅人になってきたなぁとしみじみ感じるひと時でした。

そんなこんなでトルヒーヨに到着。トルヒーヨは綺麗なコロニアルな街で治安も良く過ごしやすいです(中南米を旅しているとコロニアルという表現を良く使いますね。でももうコロニアルじゃない街にいってみたい・・・ちなみに「コロニアル」を直訳すると「植民地的」になると思います)。太平洋から5キロほどの砂漠に囲まれたほぼ赤道直下の町(パプアニューギニアとほぼ同緯度)なのですが、チョー冷たい南からのフンボルト海流の影響をうけてこの時期の平均気温は20度くらいです。
ここトルヒーヨはプレ・インカ(インカ帝国以前)の遺跡が多数ある街として世界的にも有名なのですが、到着後2日目には現地旅行代理店主催の遺跡ツアーに参加し、世界文化遺産にも登録されているチャンチャン遺跡等を見学してきました。感想は・・・うーん、ここがエジプトだといわれても信じるかなぁ。
広大かつ壮大ですが、日本の高校教科書の知識しか持ち合わせていない私には少々ロマンに欠けるかなぁ。やっぱり遺跡はロマンでしょ。東部日光線はロマンスカーでしょ。やっぱり。

明日の夜行便で日本大使公邸占拠事件のあった首都リマへ向かいます。その日本大使館でいい歯医者を紹介してもらって、ヨメさんの差し歯を治してもらいましょう。
あ、出発前にトルヒーヨのナウなヤングが行くヘアサロンを教えてもらってヘアをカットしにでも行こうかなぁ。

trhl17.jpg

ペルーの国情報と感想はこちらから!
http://www.world-moment.com/kunibetsu/s-america.html#pel

トルヒーヨのホテル情報
Hotel Colonial
ダブル 60ソル(通常料金75ソル、約22USD)
温水シャワー・トイレ、テレビ付き。その名のとおりコロニアルホテル。超きれい、広場まで1ブロック。1階にレストラン、旅行会社(チャンチャン遺跡や太陽のワカなどへのツアー催行)、インターネット(3ソル/1時間)が隣接していてとても便利。レストランのランチは4.5-6ソルで手頃な上に前菜またはスープつきで日本人の口にも合い美味しい。
タグ:世界一周
posted by HOSHINO at 00:00| Comment(2) | 07 ペルー Peru
この記事へのコメント
いつも楽しく読んでいますがタクシーの件は、びっくり。これからもいろいろあると思いますが二人で頑張ってね。体に気をつけて、写真はとても興味深く見ています。
Posted by カズ&トミー at 2008年06月23日 12:29
書き込みありがとうございます。
ペル−のクスコにやってまいりました。
ここは標高が3000m以上あるため空気が薄いです。
写真もご覧いただきありがとうございます。
今通信環境がよくないので、よくなったらリマとクスコの写真をアップしたいと思います。
明後日には有名なマチュピチュにいって来ます。
体調にはくれぐれも気をつけるようにします。
Posted by Hiroki@Cusco, PERU at 2008年06月24日 06:10
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: