2008年06月16日

リマ, ペルー by Yoko

8時間半の夜行バス移動があっという間に感じるようになりました(Especial s/. 50, Linea社)。
ペルーの首都リマです。気候はここの前に滞在していたトルヒーヨと同じチャラ(海岸砂漠地帯)と呼ばれる気候区分に属しており、初日を除いてガルーアという霧でどんよりした肌寒い毎日が続いています。

sanfrancisco.JPG

ペルーの国情報と感想はこちらから!
http://www.world-moment.com/kunibetsu/s-america.html#pel



リマは約800万人が住むペルーの首都だけあってやはり都会です。どこへ移動するにもちょっとした渋滞に巻き込まれ、他の中南米の都会と同様クラクションの音も騒々しいです。そんな中、取れてしまった差し歯を治してもらうべく、歯科医を紹介してもらおうと日本大使館へ行ってきました。到着した大使館らしき建物には日本大使館というサインはどこにもなく、四方を警備員、監視台にも警備員・・・とても厳重に守られていることが分かりました。勿論外からの写真撮影は禁止です。旦那が写真を撮ろうとしたところ、警備員に怒られてしまいました。中へ入る際にも電子機器は全て預けて入館しなければなりません。内心、歯医者を紹介して欲しいだけなんですが・・・・と、とても申し訳ない気持ちになりました。

無事に日系の瀬戸歯科医院を紹介してもらうことができ、その足で押しかけてしまったのですが、2-30分の待ち時間で治療してもらうことができました。歯科医の先生も、歯科助手のお姉さんもしっかり処置をしてくれ、いい雰囲気でした。差し歯といってもちなみにこの歯科医院も10階建てくらいのビルの4階の一部屋にあり、外から探しても全然分からないよ・・という場所にありました。(サン・イシドロ地区)

さて、日本を離れて70日くらいになりますが、やはり日本食が恋しい。ということで日秘文化会館内のレストランにて久々に天丼+味噌汁、緑茶をいただいてしまいました。近くにあれば毎日通うのに・・・という気持ちでいっぱいで、実は食事が一番の悩みだったりします。中米に比べれば価格、味ともにましにはなってきているのですが・・・やっぱりお茶漬けとかおにぎりとかが食べたいと思ってしまう毎日です。ペルーに入国した直後に思ったことなのですが、ご飯が比較的しっとりしています。ここでの稲作は日本からの移民のかたがたが持ち込んだ影響が大きいからかもしれませんね。

ここリマの旧市街も世界文化遺産に登録されています。ここにもアルマス広場、カテドラル、政庁などが存在していますが、街に先駆けて世界遺産に登録されていたサンプランシスコ教会が見所ではないでしょうか。このサンフランシスコ教会1546年から100年以上かけて建造されたもので、外装・内装ともに大変豪華で美しいのですが、中でも地下にある墓地、カタコンベ(catacumbe)が印象的です。教会から黴臭い会談を降りると狭い入り口から地下の墓地に通じています。まず入り口の近くの隙間から見えるのが大量の「骨」「え?骨?」、生まれてこのかた、こんなに大量の骨を目にしたのは言うまでもなく初めて・・・。しばらく歩いていくと1 x 2 mくらいの穴(10くらいの穴が連続して並んでいます)に手足の骨がきれいに詰め込まれています。中にはシャレコウベだけがきれいに並べて入れられた穴もあり、狭い空間と暗い地下室の雰囲気に複雑な気分になります。さらに奥へ進むと井戸状の穴の中に渦状に骨、シャレコウベ・・・・・とまたきれいに並んでいます。その様子はほんとに見事に並べられているとしか言いようがないですね。ちなみにこのカタコンベ、本家本元のイタリア、ローマのカタコンベを模しているのでイタリア語で”catacumbe”という名前で呼んでいるのだそうです。
このサンフランシスコ教会、1620年当時にセビリアから取り寄せたセビリアンタイルや教会の内部をじっくり見学できるのでおすすめです。(一人5ソル)

リマのホテル情報
Hotel Larco
ダブル 50ソル(通常料金55ソル)
温水シャワー・トイレ、テレビ付き。道路側の明るい部屋をキープできたのでまぁまぁの居心地。一番の利点はラルコ・マルに近く治安がいいこと。1階にあるインターネットの兄さんが日本語フォントを読めるようにしてくれ(入力は×)、ニュースやメールのチェックのみ可能。ラルコ・マルのタクシー乗り場からタクシーを使うと相場の倍以上の料金を言われる。目の前が高級ホテルマリオットだからに違いない。
posted by HOSHINO at 00:00| Comment(6) | 07 ペルー Peru
この記事へのコメント
お久しぶりです。
忙しくてメールみてなかった^^;
こちらは元気です。

最後の仕事はあり得ないぐらい忙しくて・・・
まじ勘弁でした。。
少し休養するぞ〜〜!!

挨拶!?
何もしてません。。
なんだっぺ〜〜。




Posted by さち at 2008年06月26日 22:39
やはり最後は大変だったんだね。
お仕事お疲れ様でした。
新生活に向けてゆっくり休養してください。
メールのほうにマチュピチュの写真送ります。
Posted by Yoko@Cusco, PERU at 2008年06月29日 06:23
はじめまして。星野君のお母様と朝市にごいっしょしている社協の北野です。運動公園3丁目に住んでいます。リマのブログを読ませていただきました。チリは行く予定ですか?もし行かれるようでしたら、サンチアゴの写真など・・・みたいです。また読ませていただきます。世界一周なんてステキですね。
Posted by 北野幹子 at 2008年07月02日 00:35
北野幹子さま
はじめまして。嫁のヨウコです。
コメント嬉しいです。ありがとうございます。
チリのサンチアゴへは行かれたことがあるんですか?他の中南米同様立派なカテドラルがあるとガイドブックで読みました。しかし・・今回の旅行では残念ながら入国しない予定です。。
チリには他にもアコンカグア山(南米最高峰だと思います)とかパタゴニア等等魅力的なところがいっぱいあるのですが、南米の中でも物価が高くて次回にとっておくこととしました。(次回はあるのだろうか??)
また是非見に来てください。
今滞在しているプーノもチチカカ湖とものすごく青い空がきれいなステキなところです。写真も見ていただけると二人とも嬉しいです。
Posted by Yoko@Puno, PERU at 2008年07月02日 05:26
お返事ありがとう。チリには今回行かれないとのこと・・・残念。2年前に2週間JICAの仕事でサンティアゴに滞在しました。日本に戻ってサンティアゴの写真の少なさに・・・驚き、こんなことならもっと写真を撮って帰ればよかったと後悔です。
引き続きブログは読ませていただきます。写真がとってもきれいですね。では、また。
Posted by 北野幹子 at 2008年07月07日 23:27
コメントありがとうございます。
通信環境の影響でお返事が遅くなってしまいまして申し訳ございません。
今現在、銀山で有名なボリビアのポトシに滞在しており、明日には大塩湖で有名なウユニに向かいます。そのウユニからチリに向かうか、またはアルゼンチンに向かうか悩んだのですが、結局日程的な問題と金銭的な問題でアルゼンチンのサルタに向かうことにしました。
サンティアゴも見てみたかったんですけどねぇ。。。。

確かに南米や中東の写真は日本ではまとまった形では入手しにくいかなぁと思います。
なもので、世界中の写真を街ごとにまとめて展示してみたら面白いかなぁと、このサイトを作成してみました。

また今後ともご愛読よろしくお願いいたします。
Posted by Hiroki@Potosi,BOLIVIA at 2008年07月10日 00:31
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