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ブラジルでは2008年の今年が入植100年目にあたりサンパウロ市を中心に様々な式典が行われている。
あまり知られていないが、当時の外務省のずさんな移民政策により相当数の日本移民が餓死あるいはマラリアや黄熱病により病死したという(現に私もある書籍を手に取るまで移民が存在することは知っていても入植当時の状況は全く知らなかった)。
当地が過酷な状況であることを当時の外務省は知っていたであろうが、入植が失敗であったとは政府(内閣)に報告できず、国民に対しては南米が農業に適した夢の土地でありこの地で農業を行えば富が得られると甘い宣伝を繰り返したようだ。
しかし、アマゾン川のど真ん中に入植させたれたものもいる。アマゾン川のど真ん中で開墾しろといわれても・・・・・。
また奴隷解放が行われた国では、開放により不足になった労働者を補うため日本人移民があてがわれた。奴隷の変わりに農園で働けといわれても・・・・・。
実際2〜3年で土地を放棄し、または農園から脱走し流浪の民になったもの多数だったようだ(ペルーのリマの日秘文化会館資料によると80%以上が脱耕している)。流れ着いた先が現在の日本人コロニーだっただろう。今日では日系1世は少なくなってきているが、この節目の年、彼らは何を思っているのだろうか?そんなことを考えながらバスに揺られていた。
予定時間より1時間遅れの午後6時にパラグアイ側の国境の街シウダー・デル・エステに到着。そこでタクシーに乗り換え国境をこえる。しかし国境への道は酷い渋滞。それもそのはずシウダー・デル・エステは免税都市でありブラジルやアルゼンチンから買出しの人々の帰国ラッシュと重なってしまったのである。
結局午後8時ごろ国境で入国手続きを終え11カ国目ブラジルのフォス・ド・イグアスに。予定していた宿がいっぱいだったため手ごろな宿に落ち着いたのが10時頃と、結局まる一日移動に費やしてしまった。
フォス・ド・イグアスは世界最大の水量を誇るイグアスの滝に隣接した街である。イグアスの滝はブラジルとアルゼンチンの国境上にあり、ブラジル側アルゼンチン側の双方から滝を眺めることができる。私たちはブラジル側で宿をとることにしたのである。
翌日早速ブラジル側のイグアスの滝へ。あいにくの曇り空だったがそれでも滝はすごかった。もう「すっげー!」とか「おー!」としか言えない。人間想像を絶するものに出会うと、口から出で来る言葉は反比例的にチープになりますね。これまで見てきた滝は何だったの?という感じ。もう言葉では表せないので、フォトギャラリーを見てください。
その翌日はこれまた世界最大の水力発電量を誇るイタイプーダムへ。これもまた想像を絶するでかさ。この水力発電所はブラジルとパラグアイの国境にあり電力の半分はパラグアイ側に権利があるが、とてもパラグアイでは消費しきれない電力量だそうだ。とするとパラグアイは水力発電で必要電力のほとんどを補っているエコの国なんですね。
イグアス最終日はアルゼンチン側からイグアスの滝を見物。ブラジル側から見るよりも迫力満点。この日は晴天だったこともあり滝からあがる猛烈な水しぶきに虹がかかりそれはもう幻想的な世界。もうもうとあがる水しぶきで滝つぼが見えない。2キロほど川幅があるのですが、その莫大な水量が全て滝になってしまうのだから想像を絶します。いやーすごい。もうほんと「すげー!」しか言えませんでした。


アルゼンチン側の滝はポルトガル語を勉強するためにリオ・デ・ジャネイロに留学中の女性とご一緒させていただいたのですが、自分のできる言語以外を流暢に喋られるとかっこよく見えますねぇ。俺もスペイン語本気でやろうかしら。
フォスドイグアスのホテル情報
Guest house Falls
ダブル 70レアル バス・トイレ・TV、朝食付き。きれいなペンションという雰囲気のホテル。姉妹で経営、親切すぎるくらい親切でいい雰囲気。
ブログもステキ★
カメも蝶も生きてるって感じがする。
ありがとうございます。初めて感じた感動を届けられればと思っています。
ヨーロッパに到着しました。今はポルトガルのポルトとというところにいます。何処へ歩いていっても中世の趣が残っており、うっとりしてしまいます。
sachi
ありがとう。カメは偶然子供たちが下を見ているのを見つけたのですが、蝶は公園内に沢山飛んでいます。ついでにハナグマもけっこうたくさんいたよ。