

街歩きの役に立ったのがこれらのマップやガイドでした。ストリートアートは、ジョージタウンが世界遺産に登録された2012年に,リトアニア出身のアーネストザガレビッチという方が描いたのが始まりだそうです。私たちの持っていた日本のガイドブックには掲載はなく、そういえば、少し前に見た番組で見たよな・・という記憶があっただけでした。現地でもらったマップをよくよく見てみると、観光の見どころを重なってストリートアートがあるではないですか!!

今回は2か所に絞って街歩きということにして、まずはCamera Meusiumへ行きました。場所は近くにチョンファッツィマンションもあるムントゥリ通り(Lebuh Muntri)です。(はじめ、Canonのカメラミュージアムに連れて行かれるという間違いがあり・・注意が必要かもしれません。。

ミュージアムは、とても新しそうでしたが、年代物のカメラがずらりと並んでいて、なかなか見ごたえがあり、楽しめました。カメラ好きの父が見たらもっと分かるんだろうね・・などと夫と話しながら見学しました。

カメラミュージアム内にもウォールアートがいくつかあり、こちらはその一つ。一緒に写真を取って楽しめます。

六櫻社 活動寫眞銃というマシンガンカメラが展示されていました。初めて見たのですが、六櫻社というのは後のコニカ社で、トレーニングに使われていたというようなことが書いてありました。調べてみるとこちら帝国海軍のマシンガンカメラで、飛行機の上から機関銃で射撃するためのトレーニング用、つまり練習用の銃だったみたいです。実際には実弾ではなく35mmフィルムを装填して使うようですが。後ろの壁が中島飛行機の写真だったのはそういうことだったのか、と今になって分かりました。

お土産屋さんもカメラをモチーフにしたかわいいものが沢山あって、つい買ってしまいそうになります。カメラ、写真好きにはお勧めのスポットでした。

ミュージアムを後にして少し歩くと早速「ワイヤーアート」が!

チョンファッツィマンションに向かって歩くと、またワイヤーアート、斜めから見るとワイヤーで作られているのが分かるでしょうか。ちなみに、こちらは高級靴のデザイナーでペナン島出身のジミーチューさんだそうです。クアラルンプールのパビリオンにあるJimmy Chooへ立ち寄ったのですが、どれも素敵な靴ばかりで、お値段も素敵過ぎました。いつか履いてみたいな・・なんて。

チョンファッツィマンションを後ろから・・。莫大な富を築いたチョン・ファッ・ツィー氏の持ち家だった建物です。ツアー参加でないと中に入ることはできないとのことで、外から写真を撮るだけに・・。また、ホテルとしても営業しているようなので、ゆっくり宿泊して内部を見学する方がよさそうですね。中国様式で素敵な造りのようなので、機会があればぜひ中も見てみたいです。

カメラミュージアムの近くにあったMuntri Mewsというホテルのカフェでランチにしました。エビ入りペペロンチーノ、辛さ控えめにしてくれると言っていましたが・・結構辛くて、でもとても美味しかったです。

この日2か所目はアチェストリートモスク(Acheen Street Mosque)からスタートです。写真左側に白いミナレット(実際には薄いクリーム色)が見えていますが、1808年に建てられたインドネシア スマトラ様式のモスクだそうです。ここからCanon Streetへ歩くとすぐにワイヤーアートがあります。

ワイヤーアートを過ぎるとすぐに少年の絵がありました。ここはカフェになっていて、帰りに食べたココナッツアイスクリームが美味しかった。キャノン通りからアルメニアン通りの辺りは歴史的建造物(クーコンシー、カピタンクリンモスク)やウォールアートがまとまってあり、かわいらしい雑貨屋さんなども立ち並んでいるのでお店を見ているだけでも結構楽しかったです。

ウォールアートなんですが、街が世界遺産に登録された2012年、リトアニアのアーティストErnest Zacharevic(アーネスト・ザハレヴィック)によって描かれたのがはじまりだそうで、今ではワイヤーアートなども出てきて、日々増え続けているんだそうです。写真では伝わらないと思うのですが、街の雰囲気にうまくマッチしていて、思っていたより良かったです。どこに絵やワイヤーアートがあるかは、街のレストランや観光地にあるマップやガイドに掲載されているので(私たちの持って行った日本のガイドブックには一切記載はありませんでした)、現地で調達、またはホテルなどで聞いてみるといいかなと思います。それでも、すべてを網羅するガイドはなさそうでしたが。
さて街歩きに戻って。アルメニアン通り(Lebhu Armenian)から周一族の橋Jetty Chew ジェッティーチュー)までは近くなので、大人だけなら歩けそうな距離っぽいです。暑すぎて、橋までの道の途中にある子どもが自転車に二人乗りしているメジャーな絵まではたどり着けませんでしたけど。

ワイヤーが影になってしまって何の絵なのか、分からない感じに・・。

タクシーで周一族の橋Jetty Chewまで移動して、伝統水上家屋というものを見てきました。周さんだけでなく林さん、陳さん、李さんなどなどありますが、タクシーの運転手曰く、周一族の橋だけ見れば十分だそうです。まず入り口に幸せそうなおじさんたち。笑 こんなところにも絵があって、楽しい気分になってしまいます。

桟橋(Jetty)が長く続き両側に水上家屋があり、お土産物屋が軒を連ねています。

何かのお店のようでしたが、この日は閉まっていました。カラフルな傘がいい雰囲気を出しています。左下にミニオンズの絵が!!

先まで行くと本土が見えます。本土へは以前はフェリーでしたが、今では橋が架かり車でも行くことができるようです。
思っていたより楽しかったジョージタウン、まだまだ見どころがありそうでした。次に行くことがあれば、クラシックなホテルに滞在して、もう少し涼しい時間帯に街歩きをしてみてもいいかなと思います。