2008年09月04日

フィレンツェ、イタリア by Hiroki

日本の学生さんの夏休みが終わってしまったね。でもヨーロッパのバカンス・シーズンは9月中旬ごろまで続くのかな。バカンス・シーズンは宿も込み合ってるし、料金も高いしで私たち貧乏旅行者にはつらい時期やね。

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http://www.world-moment.com/kunibetsu/europe.html#ita

23時にパリを出発したユーロライン社のバスは約14時間かけてイタリアのミラノを目指すのだが、明け方7時頃だったかなぁ、突如停車。また休憩かなぁと思っていると警察らしき数人がバスに乗り込んでくる。フランスとイタリアの国境は同じEUなのに出入国検問やるんかなぁ?と、外を見るとビクトリノックスのマークと似た様なロゴの旗が。ん?ん?眠い頭を頑張って回す・・・・・うん。スイスの国旗やね。スイスかよ!

気がつかなかった、パリからミラノの最短ルートはスイスを通って行くんやね。てっきりプロバンスのニースあたりを通って行くんだと思ってたよ。そりゃ中立国を宣言しているスイスはEUじゃないし入国審査もやるわな。通過もユーロじゃなくてフランやし。

そしてスイスらしい山の中をバスは疾走する。万年雪を抱いた尾根も見え隠れ。うーん、山好きの私ダンナにはたまらん光景。だったらスイスも行ったらいいやんって話になるが、スイスの物価知ってる?普通の店でパスタが3000円ですってよ奥様。高くて無理無理。でも、バスがスイスを通ってくれてラッキー。

で、イタリアはいつの間にか入国して、冬季五輪も行われたトリノを経由してほぼ予定通りにミラノ着。ミラノで列車に乗り換え3時間。目的地フィレンツェに到着。

ネットで予約してあった宿に向かいチェックイン。ダブルで1日24ユーロ(大体4000円)。で実際部屋を見てみると・・・・・・なんやめちゃめちゃ綺麗やし広い。ベッドはクイーンサイズ。しかもネット予約時点ではバス・トイレ共同だったはずがなぜかバス・トイレ付の部屋に。これで24ユーロでいいの?ひとり12ユーロやで。ブラジルやアルゼンチンで宿泊した宿より安いらしい(ヨメ情報)。で、この日は疲れたしぐっすり就寝。(そういや就寝前にレストランでパスタ食ったんだが、そのレストランで観光客がひったくりにあってたなぁ。青天の霹靂やったね。ヨーロッパをなめてたね、気をつけねば。)

そして翌日市内観光へ。いつもは観光案内所に真っ先に行って「この街で観光客が一番見なくちゃいけないものは何?」というような普通の観光客は絶対しないような質問をしていた(ガイドブックを持っていないため)が、今回はそんなことしなくていいもんねーーと余裕余裕、誰に対するでもなく優越感(意味不明やね)。というのもイタリアに精通し、イタリア語を自在に操るのに、なぜか栃木県在住の友人から詳細な観光情報を送ってもらったのだ。ほんまそんじょそこらのガイドブックより詳しいで。ほんまに。

で観光スタート、フィレンツェは世界史を勉強したことがある方ならご存知「メディチ家」の本拠地。メディチってことはミケランジェロやレオナルド・ダ・ビンチもこの街で活躍したわけやね。うーん、たしかに芸術の街という感じ。街に重厚感がある。でもなんというか「俺んとこの街は、ほかのところと違うもんね。ポップな面もあるもんね。」的な変化球も隠し持っている感じがする。石造の重厚な町並みなんだけどポールスミス的な色彩もあったりする。ベッキオ橋なんか典型なんじゃないか。

赤いパンタロンに白いジャケットなんかを羽織っちゃった銀髪のおじさんが颯爽とそんな街中をあるいているんだから、なんかもう、なんていうんやろうね、とにかく俺も日本に帰ったら革靴だけは毎日磨こうと思った、まじで。今、読み返してみたけどめちゃめちゃな文章やね。ゆるしてね。キャンティ飲みながら書いてるのね。まあ、こんなんもイタリア的でいいかな。

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で、この街で一番の見所といえばドォウモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)やね。映画にもなった辻一成と江国香織の「冷静と情熱の間」の舞台にもなっている大聖堂。

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外装にグリーン・マーブルを多様した建物っていうのも初めて見た。グリーン・マーブルって床とかにちょこっと使うだけやろ、普通。かなり変わったデザインやね。今まで見たことがある教会のどれとも分類が違う。かたまり感のあるデザインやね。しかもデカイ。でかい図体の上にこれまたでかいドームがのっている。そしてこの上に展望台見たいのがさらにのっていて、ここに登ることができる。高いところが苦手な私ダンナからすると「金払ってなんで怖い思いせなあかんねん」という感じだが、やっぱりのぼらなあかんでしょ。へんな汗をかきながら400段以上の階段を登りましたがね。高いけど怖い教会イン・ザ・ワールドのナンバー2に認定できるね。ちなみに第一位はエクアドルのキトのバシリカ教会。

でも、ここから眺める景色は抜群にいいねぇ。

でも一つ腹の立つことが、日本語と韓国語の落書きが多すぎる。ばかじゃないのか、ほんま。はずかしい。清水寺に英語とかフランス語とかで落書きされたら嫌な気分になるやろうが。あほ!
でも気を取り直して・・・・・・・イタリアは飯がうまい。ワインもうまい。人も優しいし、スペインより控えめ。最高やね。両親に勧めたい観光地ナンバー1かもしらん。

明日はいよいよ全ての道が通じているというローマに移動します。甲州街道はローマに通じてないけどね。

フィレンツェのホテル情報
HOTEL DERBY (Via Nazionate. 35, Firenze)
ダブル 24ユーロ(約4,000円)シャワー、トイレ、TV、エアコン、朝食付き。Hostel worldで事前予約。シャワー・トイレ共同の部屋を予約したのだが、空いていたのかシャワー・トイレ付の部屋を提供される。この条件でこの価格は信じられないほどのいい宿。宿のスタッフもとても感じが良い。改装したばかりか、とてもきれいで超清潔。タオルなんて新しいものに毎日変えてくれる。インターネットは端末が本館にあり、無線LANも利用可能。
posted by HOSHINO at 00:21| Comment(2) | 16 イタリア Italy
この記事へのコメント
無事にイタリア入り&フィレンツェを堪能しているようで何よりです!この書き込みを見ている頃は既にROMAに居ると思うけど、どんな感じだったか話を聞かせて下さい。

ROMAはVatican周辺の夜景がオススメなので時間が許せば見て下さい。

GWにROMA行った時、スペイン広場周辺が工事中だったんだよね…今も続いてるかな。


引き続き旅を楽しんで!

P.S.南部の食事とワインは北とは違う旨さと安さがあるので期待していってください〜

Posted by Candy at 2008年09月04日 21:24
バチカンの夜景までは到達できなかったよー。スペイン広場の夜景が限界。スペイン広場は工事はしてなかったで。人多すぎやったけど。色々とありがとうね。南はダイレクトな味がおおいんかな。

アテネで書き込みを見てしまった。許してね。
どんな感じだったか・・・・イタリアは近いうちにもう一度行くよ。世界半周したけどもイタリアはベスト・オブ・ザ・カントリーやね。詳しくは家呑みで。情報ありがとう!
Posted by Hiroki@ギリシア、アテネ at 2008年09月10日 04:38
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