11月も半ばになりいよいよ日本は寒くなってきてるんだろうなぁ。カイロは日中は半袖で十分なものの夜になるとセーターがないと厳しくなってきたよ。乾燥しているだけあって昼夜の気温差が激しいねぇ。
9日間滞在したカイロを後にし10日午後2時いよいよイエメンへ向け出発。イエメンは今回の世界一周旅行に出発するにあたり、どーしても外せなかった街。定期的に購読している雑誌の特集で目にし行きたくなってしまった。イエメンに行くためにワールドジャーニーの世界一周航空券を選んだくらい(世界一周航空券についてはリンクのページの「世界一周堂」をご覧ください)。楽しみぃ。
と、その前に先日のブログでヨメさんも書いたが、日本から送ってもらった小包に法外な関税をかけられてしまったので、それを取り返しに空港税関に行かなくちゃいかん。まぁこういう国では戻ってきたらラッキー位の気持ちではいたが、ひと波乱が待ち受けていた・・・・・もう怒りを通り越して苦笑やね。
で、空港に到着しいよいよ空港税関職員と対面。以下やりとりの概要。
おいら「斯々云々で関税を払いすぎているので払い戻してほしい。」
職員「ちょっとまって。」
・・・・・しばし待つ
おいら「いつまで待てばいいんだ?」
職員「で、なんだって?」
おいら「だから斯々云々で関税を払いすぎているので払い戻してほしい。これは税関のミスだろう?」
職員「(支払い明細を手に取り)ミスではない。」
おいら「本や日用品にこんなに高額な税金をかける国が何処にあるんだ?」
職員「それでもミスではないし、カイロの郵便局へ行け。」
おいら「カイロの郵便局でここに行けといわれたんだ。じゃあ航空便に関税をかけている部署に行くからその電話でその部署にかけてくれ。」
職員「この電話は通じない」
おいら「(ふざけんなよ、さっき話してたじゃねえか。)じゃあ直接行くから航空便の通関は何処にあるんだ?」
職員「それは俺の仕事じゃない!それにミスも無い!ゴーアウェイ(あっちに行け)!」(怒鳴る)
ヨメ「あんた税関の職員でしょ?税関以外に誰が税金かけるの!」(怒鳴る)
おいら「ふざけんなよ!てめえ今ゴーアウェイって言いやがったな!お前も税関職員だろうが!」(怒鳴る)
そこにその上司らしいもう少し英語がまともな奴(職員2)が現れる。
職員2「どうしました?」
おいら「斯々云々で関税を払いすぎているので払い戻してほしい。これは税関のミスだろう?」
職員2「ミスではない。5パーセントの税金と決まっている。」
おいら「日用品には税金はかからないのでは?大体5パーセントなんて遥かに越えてるし。」
職員2「計算すると5パーセントでしょ。」
おいら&ヨメ「いやいやどう計算しても20パーセント以上税金かかってるでしょ。大体、日用品だって!」
職員2「それでもミスではない!」
おいら「分かった、埒が明かないから日本大使館に連絡する。お前の名前をここに書け!」
おもむろにその職員2、胸につけていた自分のネームプレートを外し手に握り締め隠す。で、わけの分からない名前をメモ帳に書き始める。
おいら&ヨメ「これ誰の名前だよ!さっき付けてたネームプレートと全然違う名前やんけ!ネームプレート見せろ!」
ヨメさんが職員2のネームプレートが握られた手をこじ開けにかかる。職員2ダッシュでその場から逃げる・・・逃げるんかよ!逃げながら空港警察となにやらやりとり・・・・おっ、こんどは警察も出てくるんか?こっちは何も悪いことしてないから受けてたつぞ!っと思ったが警察官こちらに来る様子は無い。そりゃそうだ何の容疑で尋問されなあかんねん。税関職員2はダッシュで逃げていく。振り向くとその他税関職員全員が名札を外してやがった。
そんなこんなでやはり税金は戻ってきませんでしたが、もう怒りをとうに通り越して苦笑です。とんだ茶番でしたねぇ。全員ではないでしょうが、やっぱりエジプトの役人ってこんな感じなんだなぁと思わされた出来事でした。
日本の公務員諸君!「これはこの部署の管轄ではないので・・・」なんて答えてると、エジプトの役人のこと笑えませんよ!少なくともおいらやヨメさんの働いていた民間企業ではそんな受け答えは絶対許されませんねぇ。
まぁ、こんなことにいちいち腹をたて続けていたら世界一周なんてできません。気を取り直して、一流といわれているエミュレーツ航空に搭乗。実は前々からエミュレーツのサービスがどの様なものなのか楽しみにしていた。
が・・・・
楽しみにしていただけに、がっかりやなぁ・・・エミュレーツの全ての便がこんな感じではないと思いますが・・・
以下、搭乗直後の私達のひとつ後ろの座席の乗客とフライトアテンダント(FA)のやり取り。
乗客「上の荷棚がいっぱいなので、どこに私の荷物を置けばいいですかね?」
FA「不幸にも、ここはエコノミークラスなので・・・・後ろの方にお持ちいたしますが。」
・・・・・「アンフォーチュネンタリー(不幸にも)」って言いやがった・・・エコノミークラスに座っている私達は不幸なのか・・・・・
それ以外にも、まぁフレンドリーさが売りなのかどうかは知らんが、なんとなくガサツな感じ。不幸にもエコノミークラスの乗客ですが、一応お金払って乗ってますんで、友達的な対応は如何なものかと・・・・。今まで色々な航空会社を利用したけれどもJALとANAはやっぱりすごいね。お客様様って感じやもん。それから日系の航空会社だけじゃなく、東南アジアの数社やキャセイ・パシフィックもサービスが良い気がする。乗ったことは無いけれど、サービスが良いと評判のシンガポール航空に載ってみたい。それでラッフルズ・ホテルなんかに泊まれたら最高なんだろうなぁ・・・・日本に帰ったらまた頑張って働こっと。
で、乗り換えのため5時間ほど待つ。出来たばかりのドバイ空港ターミナル3、すごい設備やね。真夜中なのに免税店も全てオープンしてるし。
でも、ちょっと引っかかることが・・・・喫煙室があるんですが、室内が煙たすぎるからといって殆どの愛煙家が扉の外側でタバコを吸っている。空港職員まで同じように外で吸っているぅ・・・・。
そう言えば、ドバイに飛行機が到着した際、私達は乗り継ぎに時間があったのでゆっくりと最後のほうに飛行機を降りたんだけども、もう人の居なくなった機内は想像を絶する汚さ!機内にゴミ散らかしまくり。これだけ汚いのは始めて見た。フライとアテンダントもお喋りをしていて「ご搭乗ありがとうございました」もないし。
空前の発展を遂げるドバイ。想像を絶する近未来的な建築物が今も建設され続けている。だけどドバイ。暗黙のルールやモラルというものに関してはまだまだ発展の余地がありそうやなぁ。
まぁ、また後日ドバイ(アラブ首長国連邦)にはきちんと入国しますので、その折にはヨメさんもレポートしますので乞うご期待。
で、またエミュレーツに乗って一路イエメンの首都サナアへ(この便の印象も概ね前述と同様)。結局徹夜での移動となってしまいました。
「幸福のアラビア」といわれるイエメン。「ここに来て初めてアラブの良さが分かった」と言った旅人も多いと聞く。楽しみやなぁ。サナアのレポートはまた後日。
今読み返して見ましたが、愚痴ばっかりやね。疲れてるのかなぁ・・・・・
一旅人の戯言と思って許してください。
2008年11月11日
サナア、イエメン の前にカイロからの移動が・・・ by Hiroki
posted by HOSHINO at 00:00| Comment(4)
| 24 イエメン Yemen
荷物の件は大変だったようだね。。
イライラするのも体力がいるね。
笑うしかないけど・・・
よく頑張ったのではないでしょうか☆
これも思い出になるんだねぇ。
私もいつかピラミッドがみたいなぁ。
イライラするけど二人だと言いあえるからまだましかもと最近は思います。
荷物の件だけでなく、先進国にいる時のようにはいかないので大変だね。
ブログはちょこちょこ見てるで。
何があるかわからんのが、旅の醍醐味よな。
その怒れるパワーがあれば大丈夫やで。
日本の今は、そんなに寒くないわ。
今年も暖冬かもしれん。
ではまた!!
日本は寒くないんかいな。
毎年毎年異常気象とか言って、異常が異常じゃなくて通常になってきたような・・・
本当は順調に旅をしたいんだけど、
なかなかなぁ。
約1ヶ月後にはネパールに入ると思う。
その時はよろしく。