かろうじて外国人旅行者の多い我らがタメル地区にのみクリスマス・ネオンが所々、ぼちぼちと言う感じ。
でもまぁ私たちは日本人。ミーハーにクリスマス・イブをささやかながらも祝おうと前々から夫婦会議で決めていた。
と、その前にカトマンドゥからインドのパトナーと言うところへのバスと、パトナーからコルカタ(カルカッタ)への列車の予約だけは入れとかなくちゃいかん。
なんせ年末年始、早めの予約が肝心やね。そもそもカトマンドゥで足止めをくってるのはインドの鉄道がとり難くなってるせいやしね。
と言うわけで宿の近くの旅行代理店でまずはバスの手配を完了。これは驚くほどスムーズに予約がとれました。
続いてインターネット屋に向かい、ネットでインドの列車のチケットの発券をおこなう。
ネットで予約をしてクレジットカードで支払いを確定させると画面にチケットが表示される。このチケットを印刷して列車搭乗時に持参すれば列車に乗れるシステム。
ネット予約を使ったのは初めてだったけど、便利な世の中になったねぇ。
インドの鉄道の年始の予約状況だけど、4日まではパンパン。キャンセル待ちに100人とか並んでいたりする。
おいらたちが予約を入れたかったのが5日。この日は何とか予約を入れることができた。
しかも念願の1等2段寝台。少々お高いが、ここで乗らないと一生乗らないかもしれない。
これで1等2段寝台、1等3段寝台、2等寝台と3パターン乗ることになる。1等3段寝台と2等寝台でも乗車しているインド人の質(?金持ち度?)が相当異なっていたので、1等2段寝台ではまた新たなインド人に出会えるかもしれない。
無事にカトマンドゥからの足を確保したので、いざ鎌倉!夕食へ向かわん!!
夫婦最高決定会議で既に決議済みの夕食へむかう。
それは「や・き・に・くぅ」、「焼肉!」。だれがなんと言おうが焼肉なわけである。
しか〜も!炭火焼。
その名も「一太」というレストランで焼肉セットを注文し待つこと十数分。
来ました四角い七輪、続いて豚肉と鳥肉のスライスそれから野菜に味噌汁にご飯(残念ながら牛は無いんですがね)。
七輪で焼くとジュ〜っといい音と香り。生きててよかった。
タレにつけて食う。美味い。食う。美味い。食う。美味い。最高やねぇ。
ご飯のおかわりまでしてしまったよ。
↓焼肉セットの図。
そして食後。これも夫婦最高決定会議で既に決議済み事項であるワインを購入しにスーパーへ。
スペインの赤ワインとつまみのチーズを購入。
↓これがワインとチーズ。

で宿へ戻って二人で乾杯。
クリスマスって実際のところ何の日なのかとか難しいことは考えず、日本人的なクリスマス・イブを祝ったホシノ夫婦なのでした。
(贅沢なことしてるなぁと思われるでしょうが、焼肉二人分とワインで1500円くらいなのです。でもまぁネパールの物価水準からしたらべらぼうに高いわな。)
それから明けて25日。カトマンドゥ近郊のパタンとボダナートを観光です。
2日前カトマンドゥ市内の旧王宮周辺を観光はしたのですが、パタンにも旧王宮があるとのこと。カトマンドゥの旧王宮も素晴らしいので、是非パタンも見てみたいと足を伸ばすことに。
ちなみにカトマンドゥの旧王宮とパタンの旧王宮は同じ王家のものではありません。
西暦1500年ごろカトマンドゥの谷には3つの王国が存在していたのです。しかもこの3つの王国の王宮が直径20キロの円の中に納まる近さ。近すぎやろ。
で、パタンに行くためにタクシーと交渉。交渉と言ってもめんどくさいので、タクシーのおっちゃんが溜まっているところに行って「150ルピー(170円くらい)でパタンまで行きたい」と大声で言うと、タクシーのおっちゃんの一人が「そりゃ無理だ250ルピー」と言ってくるが、負けじと「150」といい続けると、まぁ競売方式だなおっちゃん達が「200!」、「180!」、「150!」とこちらの値段まで下がるわけだな。
まぁはじめからこちらも無茶苦茶な値段を言っているわけではないので、下がって当然だとは思う。
で、タクシーがパタンに到着。おお、こりゃすごい。5重の塔やら3重の塔やらがいっぱい。まるで京都か日光か。
↓こんな感じ。

北米、南米、ヨーロッパ、中東、そして南アジアと旅をしてきたが、文化は国境を越えると劇的に代わるって言うものでもなく、徐々に徐々に変化してきた。そして、いよいよ日本を思わせる建築物が登場。うーん。感慨深い。
その後またタクシーで40分ほど走りボダナートへ。
そこはもうチベット世界。巨大なお椀を逆さにして地面に置いたような形のストゥーパ(仏塔)の周りを時計回りにお祈りをしながら回るチベット人が沢山。
夕暮れ時にはこの仏塔を拝む数百人のチベット僧の姿も。
世界各国、宗教のパワーには圧倒させられる。無宗教のおいらなんかには良く分からないけど、でも信じるものがあるっていうのは「今の状況より良くなる糸口が常に存在している」ってことなのかなぁって思ったりもする。上手く言えないけど。もしそうだとすれば少なくとも精神衛生上はいいことなのかなぁ。
宗教が戦争につながるのは良く分からんけど。
↓ボダナートはこんな感じです。

ボダナートにも感動したので、後日カトマンドゥ市内のチベット寺スワヤンブナートにも行ってみようと思います。