後ろ髪を引かれつつ快適なバンコクライフに別れを告げ、向かうはカンボジアのシェムリアップ。
有名なアンコール遺跡郡がある街です。
ところで南瓜の語源ってこの「カンボジア」なの知ってた?
カンボジアがなまってカボチャらしいですよ、奥様。
バンコクの安宿がある地区からカンボジアの国境までのバスが発着するバスターミナルまではタクシーを利用したんだけど、このタクシーのおっちゃん、あまり英語が得意ではないらしくおっちゃんの言っていることの半分は理解できない。
でも、何とか理解したうちのワンセンテンスは以下のとおり。
「バスターミナルからどこに行くの?(おっちゃん)」
「カンボジアですよ(おいら)」
「ほー、『カンボチャ』(おっさん)」
なるほどー。タイ語でカンボジアは「カンボチャ」になるわけね。
カンボジア→カンボチャ→カボチャ やね。
でバスに乗り換え国境へ約4時間の旅。
快適なバスやね、ほんま。これで500円ちょっとというのは安い気がする。ネパールでもこんなバスに乗りたかった。
でタイ側国境の町アランヤプラテートで三輪タクシーを拾い、タイ側のイミグレーションへ。と思ったら三輪タクシーのおやじ、あろうことか旅行会社へ。
なんでやねん!
旅行会社の奴曰く「カンボジアのビザは俺らに任せろ」ということらしい・・・・そんなん自分でできるっちゅうの。
で、ひとしきり文句を言い、三輪タクシーのおっさんを急かし、出発するとものの10秒で停車。
今度は何やねんと思ってみると、そこには立派な「カンボジア領事館」の看板が・・・
で、そこでビザを取得。ガイドブックに乗っていた1000バーツ(約2500円)でビザがとれた・・・・
しかも領事館職員が親切で、カンボジア滞在に関する注意事項をいろいろと仕込んでくれた。ありがとう。
っていうか、さっきの旅行代理店、なんだったんだ。
で無事にタイ側のイミグレーションにも到着。そこでスタンプをもらい500メートルほど歩いてカンボジア側イミグレーションへ。
この500メートルの区間に旅行代理店やらタクシーやらの客引きが次から次へとよってくる。
だから陸路の国境超えはいやなんだよ。
毎回うざいんじゃぁーーーー!!(タイ−カンボジア国境は初めてだけど)。
で、この国境間の500メートルの中立地帯にはカンボジアの設置したカジノが幾つもある。
どうもタイ人からお金を巻き上げるために設置したらしい。なんかココだけ異様。プチ・ラス ベガスみたい(ラス ベガスにはいったことはないが)。
それから、カンボジア側のイミグレーション。賄賂を要求されるだとか前評判があまりよろしくなかった入国管理事務所だが、なんだかあっけなくスムーズに通過できた。
が、ここからがまたウザイ。
この時間(午後4時頃)にはもうシェムリアップ行きのバスは無いことがわかっていたので、タクシーでシェムリアップに向かうことにする。
しかし正規料金が分からない。
で、どうするか、時間をかけて交渉するのである。
まずは「シェムリアップまでいくらやねん?」とかタクシーのおっちゃんに聞きながらとぼとぼ歩く。
ここで立ち止まってはいけない。こいつらのタクシーには乗るつもりは無いのだから。
言い値が40米ドルで一致していることが分かってきた。これはタクシー同士がカルテルを結んでいるのか親玉がいるからだろう。
しかし言い値で乗るほどこちらもあほではない。
ちょっと休憩がてらその辺の飯屋に入り、飯。まるでカルビ丼のようなものが出てきた。かなり美味しい。これで1米ドルかぁ。
タクシーが40ってのは高すぎる気がするなぁ。
ココからシェムリアップまで大体4時間くらいか。カルビ丼一皿が1ドル。カルビ丼を作るのに10分かかったとして、1時間で6ドル。4時間で24ドル。ガソリンが高価だったとしても30ドルがいいところかなぁ。
と飯屋から出ると見覚えのあるタクシー野郎が・・・
まだ待ってたのか・・・
こいつがしつこい。
それからかれこれ30分ぐらい気持ち悪く後ろを付いてきたよ。
その間にもいろいろ言ってくる。
とうとうヨメさんが頭に来て・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
・
投石!!!なんと(ただし石はバスに命中。ゴンッって)。
さすがにタクシー野郎もびびってそれ以上付いてきませんでした。
で途中、「バス・タクシーサービス」の看板があったのでその店の中へ。店は無人でしたが、プライスリストがありタクシーはどうも1人15ドルらしい。
で、その辺のタクシーと本格的に交渉し、かなり渋られたけどもなんとか30ドルでシェムリアップへ。
車はトヨタ製のカムリ。
車がトヨタだったのがよかったのかは分からんけども、
道路事情も聞いていたほどは悪くは無かった(ネパールのほうが悪かったよ)。
とはいってもタイ側とは雲泥の差。やっぱりタイ政府はお金持っているんやね。さすがは東南アジア一発展している国。
できっかり4時間でシェムリアップに到着。
村みたいなところを想像していた私ダンナはビックリ。
都会とは言わないけど、5・6階建の立派なホテルが林立している。あれまぁ。
で私たちはそんなホテルには泊まれないので、前に旅人友達から教えてもらったホテルへ。
いやぁ、この宿も快適やね。
朝飯とランドリーサービス付きだし。
それで、
その翌日は予約していた三輪タクシー(といってもバイクが引っ張る人力車)に乗ってかの有名なアンコール遺跡群を見て回る。
これが広かった。
幾つの遺跡を見て回ったのかなぁ。
アンコール・ワットからはじまり、そうねぇ6・7個は見たんじゃないかなぁ。どの遺跡も広大でロマンを感じる。
またこれが熱帯のジャングルの中に忘れ去られていたって言うんだからすごいやん。
どの遺跡もインドで見たヒンドゥ彫刻の影響を受けていることは一目瞭然。
圧巻はタ・プローム遺跡。
遺跡はガジュマルの大木に侵食され大部分が倒壊しているが、倒壊していない部分は見方によってはガジュマルの大木に支えられているようにも見える。
なんちゅうかなぁ、兵どもが夢の後っていう物悲しさの中に植物の生命力の強さがあふれる躍動感のある遺跡です。
かんだかこの話題が多い気がしますが、映画「天空の城ラピュタ」のラピュタみたいな感じになっている。
ここは訪れる価値ありです。
明日1日シェムリアップで一日ゆっくりしてからタイのビーチリゾート、パタヤーに向かいます。
いよいよ旅も残すところ10日!
カンボジアの国情報と感想はこちらから!
http://www.world-moment.com/kunibetsu/asia.html#cam
シェムリアップのホテル情報
タケオゲストハウス ダブル 6ドル シャワー・トイレ付き。朝食も付き。ランドリーサービス(無料)あり。とてもきれいだし、日本食の出るレストランも併設だし。快適すぎる。
2009年01月14日
シェムリアップ(アンコール遺跡群)、カンボジア by Hiroki
posted by HOSHINO at 00:00| Comment(0)
| 29 カンボジア Cambodia
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