
2008年9月22−24日の間に滞在していたのでもう2年前。

こんな感じで白い石灰棚に貯まった水の色がなんともきれい。
行ったことがある方はよーくご存知の通り、こういう白と水色だけの写真を写すことは今ではけっこう難しいこととなっている。何故なら、この石灰質を含んだ水は温泉でして、この温泉をくみ取りすぎたせいなのか、近年水枯れが深刻化している。実際ところどころにこんな部分があるのである。


観光地化され、沢山の人が温泉を楽しみ、その結果パムッカレの水は枯れてしまったらしい。観光客の居ない端の方まで歩いて行ったら、ちょうど係りの人が水門を開けているところに遭遇し、写真を一枚撮ってもらった。しかも、私たちだけしかいなかったので、本当はダメなんだけど、ここに入ってもいいよ、って。この辺りはそういう訳もあって石灰が剥げてきているのが分かるだろうか。
ま、入るつもりもなかったけど、併設の温泉施設には入らず、足湯だけ楽しんだ感じ。
ここは高台になっていて、石灰棚の上にローマの遺跡群が存在している。

前にも書いたのだが、ここのローマ円形劇場は他のどこよりも保存状態が良かったことが印象的だった。

奥に見えるのがパムッカレの石灰棚。雪山ではありません。

そうそう、ここで日本食のレストランをしている女性がいるのだが、毎日日本食が食べられるのがうれしくて、日本から送ってもらったお茶漬けの素を少しおすそ分けしたのだが。お礼にと出発の日の夜、1人二つずつのおにぎりをいただいてしまった。バスの中で食べた海苔つきのおにぎりは感動的な味だったことをつい思い出してしまう。元気にしているかなぁ・・。

パムッカレはきれいだったのだけど、一度壊れてしまった自然はなかなか戻らないんだということを改めて認識させられた滞在でした。
移動:
イスタンブール→(夜行バス10時間、45トルコリラ)→デニズリ→(ミニバス30分、2トルコリラ)→パムッカレの村
地球の果てにある神秘的な風景に見とれてしまいました。
また癒されにきますね^^
白と水色のコントラストが本当にきれいでした。
私も水って不思議と癒されるなぁと思いました。