2013年05月09日

ムダな努力

こんな本を読んだ。ここでいうのは努力が無駄というわけではなく、ムダな努力の話。「このムダな努力をやめなさい」成毛眞さん著書。元マイクロソフトの社長である成毛氏、ここまで徹底してムダを省けることがやはり優秀なのだなぁ・・と感心する一冊。

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ここまでいかなくとも、考え方としてはなかなか面白いと思うし、こうできればなと思えた。

ここ20年くらいで特に思うのは、頑張れば報われるのだろうか、ということ。経済が停滞している中、もちろん成功している人もいる。しかし、私たちが幼少時代を過ごした経済成長期とはわけが違うわけで・・、ただ闇雲に頑張っていても仕方がないことは理解できる。

育児をして仕事をしているとどうしても時間がない。そこで自然と身についてきたのがムダなことや気の向かないこと、優先順位の低いことはしない、ということ。そんな私にとって「ムダな努力」と縁を切る12のルール、という章があるのだがこれがなかなか気に入った。

「ものごとに執着しない」
こだわり、と言えば聞こえがいいが、執着というとどうだろうか。ムダにこだわって時間やコストを消費することが、これまたムダだそうだ。年齢を重ねてくると自然に経験値が増えて、こうあるべき、と思いすぎてはいないだろうか・・と時々立ち止まってみたりする。柔軟でありたいと常々思う。

「あっさり妥協する」
これ意外と大事だったりして、計画していたことよりいい案があればほとんどの場合変更することに問題など生じない。変化に臨機応変であることもまた大事だなぁと思う。

ほかにもいろいろと書いてあるのだが、その他なるほどと思ったことが「相手を理解しようと努めない」や「くだらない人間とは付き合わない」あたりだろうか。ムダに理解しようとしたり、合いもしない相手のことでムダに悩んでみたりしてしまうもので、こういう時間ってムダだなぁ・・と思わせられる。確かに、気が合うかどうかって話して数分で何となくわかる。それに、無理して付き合う必要ないんじゃない?というわけだ。

なかなか実行できることばかりではないけれど、ムダを少なくすることで自分のしたいことやすべきことに時間が割けるようになり、結果的には幸せな人生が送れる、ということなのかもしれない。

posted by HOSHINO at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 学・仕事 Learning and work
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